この記事では、サラリーマンの給料について、要点を絞り、分かりやすく解説しています。
注目の支給項目3選
1.残業手当
私も最近まで気にしていませんでしたが、残業代の仕組みについて会社の規則を調べたら、平日の夜と深夜、土曜日、日曜日により、支給額の割増係数が違います。1.5倍、次に1.25倍となっているケースが多いと聞きますが、会社により異なりますので、1度会社の給料細則等を調べて、どうせ残業するなら、割増係数の大きい時間や曜日にするのがお得です。
また、勤怠欄に残業時間が集計されていると思いますが、ここで、先月の残業時間と相違ないかも確認しましょう。
2.基本給(ベース給)
皆さんの会社では、退職金や残業代の試算方法について開示されていますか?多くの会社では、退職金や残業代の算出には、基本給に対して、決められた係数をかけて、支給されます。ここで大切なのは、資格手当等の手当が反映されていない事が多い事です。私の会社も例外ではなく、残業代は基本給に1.5等の割増係数をかけて算出されており、役職手当や資格手当は含まれておりません。また、退職金については、役職により支給バンドが異なる仕組みでした。
サラリーマンの場合、各手当により給料が増えているように見えますが、基本給を上げる事の大切さを思い知らされる計算式になっている場合が多いので、一度確認してみてください。
3.通勤手当(交通費)
通勤手当ももらいすぎると所得税の課税対象となります。
いくらから課税対象となるか気になる方は、下の国税庁HPを確認ください。
https://www.nta.go.jp/users/gensen/tsukin/index2.htm
国税庁リンク
また、通勤手当は、社会保険料の算定で控除されません。その為、交通費の支給が多いと、社会保険料が高くなり、手取りが減りますので、注意しましょう。
支給項目について(もらえるお金)
- 基本給
毎月固定の会社から、あなたに対しての月額報酬 - 資格・役職手当等
資格や役職に応じて支給される報酬※退職金の算定からは除外されている事が多い。 - 通勤手当
会社への通勤に対する交通費。一般的には、申告した交通ルートによる定期代又は、一律支給。 - 残業手当
1ケ月の残業代 - 住宅手当
会社により異なるが、家賃補助として会社から支給される。 - DC拠出金
会社が確定拠出年金に加入している場合にあり、個人が設定している毎月の積立金。 - 歩合給
歩合制の場合、歩合給の支給額。 - その他手当
異動手当、営業手当、業績加算手当、転勤手当、地域保障手当等、会社により異なります。いつも支給額が0の項目についても、もらえる場合について、会社の給料細則等確認してみると良いでしょう。
注目の控除項目2選
1.所得税額
文字通り、もらったお金に対してかかる税金です。江戸時代の士農工商より続く、年貢の取り立てとなります。日本の所得税は、所得に応じて5%~45%の税率がかかります。税率については、後述の控除項目についてを参照ください。
ここで覚えてもらいたいのは、所得税の計算方法です。
(例)課税所得金額が650万円の場合に適用される所得税の税率及び所得税額(令和6年分)
税率5%:195万円×0.05=9万7,500円
税率10%:135万円×0.1=13万5,000円
税率20%:320万円×0.2=64万円
所得税額:9万7,500円+13万5,000円+64万円=87万2,500円(所得税額)
※課税所得=収入ー経費ー所得控除
https://www.nta.go.jp/publication/pamph/koho/kurashi/html/01_1.htm
【国税庁所得税のしくみリンク】
上記は国税庁のHPから引用しておりますが、例え税率が20%だとしても、課税所得に税率をかけるのではなく、各階層ごとに設定された税率をかけた積上げ算であることです。
2.社会保険料(健康保険・厚生年金等)
社会保険料は、毎月の月収毎に等級が設定されており、各等級に定められた一律の金額を支払うしくみとなっております。各等級及び保険料については、下のリンクより確認ください。
https://www.kyoukaikenpo.or.jp/g7/cat330/sb3150/r06/r6ryougakuhyou3gatukara
【全国健康保険協会HP】
この等級を決める標準月額報酬とは、1年間の平均月収ではなく、4~6月に支給された月給により算出されます。その為、4~6月に通常月より給料が多い場合は損してしまいますので、残業等には注意が必要です。
各保険料の計算方法については、別サイトにて詳しく説明されておりましたので、そちらをご確認ください。
控除項目について(引かれるお金)
- 健康保険料(社会保険)
病院などで、医療が3割負担になったり、医療に関して国の補助を受ける為に必要な保険料。ざっくり医療保険と思ってください。 - 介護保険料(社会保険)
40歳になった月より生じる国の介護サービス維持に関する保険料。 - 住民税額
昨年の課税所得に対する12か月均等割りの税金。 - 厚生年金保険料(社会保険)
将来いくらもらえるか分からない年金積立金(満額もらえるとは限りません。) - 雇用保険料(社会保険)
失業した時や、育児休暇、教育訓練を受ける際に給付を受ける為に支払う保険料。 - 所得税額
課税所得により異なりますが、1000円以上の課税所得から適用される税金。税率については参考に国税庁の速算表を添付します。

いかがだったでしょうか。給料明細に記載されている各用語については、誰からも教えられず気に留めていなかった方も多いのではないでしょうか。各用語をそれぞれ調べようとするととても労力と時間がかかります。なんどもこのページを見返して、覚えていきましょう。
また、税金の世界では、課税所得や控除等専門用語が多く出てきます。別記事にて用語について解説しておりますので、そちらも確認してみてください。


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